シマノ自転車博物館に行ってきました

COLUMN
UnsplashMika Baumeisterが撮影した写真
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みなさん日々の生活ご苦労様です。

ギョーテンです。

先日の記事で、シマノ自転車博物館が無料で自転車教室を開催しているという内容を紹介しました。

シマノ自転車博物館自体、リニューアルオープンの情報をネットで見てからどんなところか気になっていたのですが、少し前に時間ができて行ってきましたので、今回はその感想を記事にしたいと思います。

シマノ自転車博物館とは?

シマノ自転車博物館は、大阪府堺市堺区南向陽町にある自転車に関する博物館です。

元々は現在地より自転車で10分程度走ったところにある、同じ堺市堺区の大仙公園敷地内にあった「自転車博物館サイクルセンター」が2022年3月に移転し、「シマノ自転車博物館」としてリニューアルオープンしました。

博物館内では、自転車に関する歴史を学べる展示がされていますが、子ども向け自転車教室やサイクリングイベントのほか、自転車を普及するための様々なイベントも企画されています。

※自転車教室などの屋外イベントは、今でも大仙公園内敷地にて開催されています。博物館の場所とは離れていますので注意してください。

参考ぺージ:シマノ自転車博物館公式HP

各フロアの紹介

今回は博物館内の展示物を拝見しただけですので、博物館内の各フロアの紹介と、個人的な感想を写真を交えて紹介したいと思います。

なお、自分が博物館を訪れた日は祝日だったのですが、自分を含めて来館者は4組程度しかおらず、ほぼ貸し切り状態でした。

1F:ミュージアムプラザ

博物館の顔です。

ここでチケットを購入して入場するのですが、入場ゲートに入るまでのエントランスホールにも昔の自転車がずらりと並んで展示されているので、そこだけでも自転車の歴史を半分くらいは学べるほどの展示量があります。

逆に、入場ゲートをくぐった先にあるのは申し訳程度のシアタールームだけです。

そのギャップに少々驚かされます。

シアターも、次に紹介する2Fエリアでほぼ同じ内容が、しかも実際の車体を眺めながら視聴できるので、正直なところ1Fは入場ゲートをくぐったらさっさと2Fに上がってしまって問題なしです。

博物館の外観写真。初見でこの建物が博物館であると見抜ける人がほとんどいないほど、インパクトのない外観。
目印になるはずの看板もこのとおり、植木に溶け込みすぎて何を書いているのかわからない状態。
こちらは入館ゲート手前のエントランス。つまりタダで鑑賞できる。
入館ゲートは無人で、受付で購入したチケットに書かれたバーコードを読み込ませるとゲートが開く方式。無駄にハイテク。

2F:ホワイトキューブ

メインの展示フロアです。

大きく分けて2つのエリアに区切られていて、一方のエリアでは自転車の原型の登場から今の形状に至るまでの歴史を、古代の自転車の実物が時系列に沿って展示されています。

もう一方のエリアでは、自転車の多様性をテーマに、社会の様々な用途へ形を変えて活用されている自転車が展示されています。

最近のカーボン製ロードバイクも展示されていますので、自転車好きのオタクにとってはお宝満載のエリアでした。

自転車の歴史をテーマにしたエリア。自転車が今の形に進化するまでの変遷が実写を通して学べます。
こちらは、現代自転車の原型とよばれる自転車で、1885年に発売されたもの。
この時からフロントフォークにサスペンション機構を備えていることに驚きました。
こちらは自転車の多様性をテーマにしたエリア。こちらは白で統一されたレイアウトで、自転車の可能性を表現しているようでした。
東京オリンピックで出場した増田成幸選手の実写が展示されていました。
こちらは東京パラリンピックで金メダルを獲得した杉浦佳子選手の実車。
ロードバイクの軽さ体験で、なんとYONEXのCARBNEXが触り放題でした。ただ、盗難防止の固定器具が重すぎて、肝心の軽さは実感できず。
カーボンフレームの構造展示。ここでもYONEXが。ほかにも色々なところでYONEXのフレームが活用されていました。
スチールフレームの展示はTOYOフレームでした。

4F:自転車歴史回廊

こちらのフロアは展示物というよりは、自転車に関する本や自転車関連の本を調べたりすることができるライブラリーという感じのエリアでした(ちなみに、3Fはスタッフ専用エリアで入れません)。

4Fのフロアに入るとすぐの廊下の壁一面に自転車史がびっしり書いてありました。子どもの自由研究には使えそうです。
別方向に向かう廊下にはシマノ製歴代コンポーネントがずらり。
出入り自由なライブラリー。備え付けのPCでは、博物館内展示物の解説がすべて確認できました。
本棚には自転車に関する様々な書籍があって、コミックもありましたが、弱虫ペダルはありませんでした(完結していないから?)。

まとめ

一番の感想は、休日なのに人が全然いないな、ということでした。

子ども自転車教室はものの数分で予約が埋まる盛況ぶりなのとは正反対に、非常に閑散としていました(個人的にはゆっくり見られて良かったですが)。

自転車好き、特にロードバイク好きにとってはとても楽しい時間を過ごすことができましたが、体験型の展示が少ないので子どもにとっては少し退屈な内容かもしれません。

博物館から少し離れたところで、おもしろ自転車が乗れる広場が開催されているらしいので、子どもにはそちらへ連れて行った方が良いかも(自転車教室もそちらで開催されています)。

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