みなさん日々の生活ご苦労様です。
ギョーテンです。
子どもが幼稚園へ通うようになってはや3か月が過ぎようとしています。
幼稚園で仲の良い友達もできたみたいで、最近は家庭内で友達の名前を口にすることが増えてきました。
これからは友達同士で遊びに出かける機会も増えてくるのだなあ、と思うと、少し寂しく感じてしまいます(まだ少し、というかかなり気が早いですが)。
さて、子どもが成長して行動範囲が広くなってくると、やはり心配なのが、悪い人間につかまってどこかに行ってしまわないか、です。
完全な防犯なんて不可能、というのは理解していますが、できる限りの対策をしてやることが子どもの安全、ひいては親の安心につながると考えています。
なので、今回は離れた場所にいる子どもの見守りサービスについて調べてみましたので紹介させていただきます。
子どもの見守りサービスの種類
大きく分けて、子どもの見守りサービスには以下の3パターンがあります。
- 子どもの現在位置をリアルタイムで把握するもの
- あらかじめ設定されたチェックポイントを子どもが通過した際に保護者へ通知するもの
- 子どもが保護者から一定距離離れてしまった際に、アラームで知らせるもの
ものによっては、1つのサービスで上の3パターンすべてをまかなっているものもありますので、お金や機能、それに子ども自身のプライバシーを尊重することを忘れずに、各家庭にとって一番何が必要か、相談して決めるとよいと思います。
子どもの現在位置をリアルタイムで把握するもの
サービスの概要としては、小型のGPS発信機を子どもに持たせて、保護者のスマートフォンにて常に子どもの現在位置情報を把握できる、というものです。
サービスによっては、GPS発信機能だけではなく、メッセージの送受信で簡単なやり取りが可能なものや、防犯ブザー機能も追加されていたりと、防犯グッズとして複合的な機能も持たせているものが多いみたいです。
費用としては、まずGPS発信機の購入で約1~2万円。別途通信費用が月々500~800円ほどかかります。
子どもの対象年齢としては、親とは別行動をとることが多くなりますが、自分自身の危機管理能力がまだまだ発展途中な、小学生が主な対象になると思います。
現在位置をリアルタイムで把握できるサービスをいくつか紹介します。
みてね みまもりGPS
最近利用が急増している家族間画像共有アプリ「みてね」を運営する株式会社ミクシィが展開するサービス。
機能は、現在位置の把握+登録地点への出入り通知のみというシンプルなものです。
2021年6月現在は本体価格5280円+月額通信費528円と、その他のサービスにくらべて安価となっている(どちらも税込価格)。
端末のバッテリー容量が大きく、静止時に自動的にスリープモードに切り替わる機能に加え、省エネモードで1日3時間程度の使用ならば、1ヵ月程度充電不要というスタミナ仕様になっている。
参考ページ:みてねみまもりGPS公式HP
coneco(コネコ)
クラウドファンディングサイト「Makuake」にて約120万円の売り上げを達成したサービス。
現在位置の把握に加えて、メッセージ受信機能が付いているので、子どものお迎えに行く途中、渋滞で遅れるなどの細かい連絡ができます。
また、GPS端末にあらかじめ定型文を登録しておけば、子ども側からも保護者へ向けてメッセージを送ることができます。
2021年6月現在は本体価格19800円+月額通信費480円です(どちらも税込価格)。
参考ページ:coneco公式HP
どこかなGPS
ソフトバンクが提供する、子どもの見守り機能全部乗せの最新の位置情報サービス。
本体価格13200円(税込)に、2年間の月額通信費が含まれているので、本体を購入すればすぐに利用が可能。
3年目以降も月額440円(税込)で継続して使用できます。
ちなみ、子どもの現在位置を把握するために使用するスマートフォンはソフトバンク以外のどのキャリアでもOKとのこと。
機能はGPSによる現在位置の把握のほか、
- 登録エリアの出入り通知機能
- 自宅のWifi情報の登録による帰宅や外出の通知機能
- GPS端末側からの現在位置の通知機能
- Bluetoothリンクによる子どもの迷子防止機能
- GPS紛失時のアラーム機能
と、子どもの見守りに必要な機能がほとんど導入されています。
参考ページ:どこかなGPS公式HP
あらかじめ設定されたチェックポイントを子どもが通過した際に保護者へ通知するもの
サービスの概要としては、学校や公園など、あらかじめセンサーが設置された場所を端末をもった子どもが通過すると、保護者のスマートフォンへ通知がいく、というサービスです。
GPSによる現在位置のリアルタイム追跡サービスより情報量は少ないですが、「何時に校門を出ました」という正確な時間の記録、という意味では、GPSよりも精度が高い情報が得られます。
個人の初期費用は少なくて済みますが、センサーの設置には自治体や学校の協力が不可欠ですので、サービスの精度に地域差が出てしまうというデメリットがあります。
子どもの対象年齢としては、部活などで遠出をすることが多く、また、自分のプライバシーに人一倍敏感になって、現在位置のリアルタイムで把握されることに抵抗を覚えやすい中高生が主な対象になると思います。
現在展開されているサービスをいくつか紹介します。
ミマモルメ
阪急阪神東宝グループが展開するサービスで、小中学校の校門にセンサーを設置して、子どもたちが校門を通過した際に、保護者へ登校と下校時刻の通知を送る、というサービスです。
2021年6月現在は初期登録費2620円+利用料金が一括で年間4560円です(どちらも税込価格)。※阪急阪神サービスエリアの場合。
センサーの設置費用や設置後のメンテナンス費用を阪急阪神東宝グループが全額負担してくれるということもあって、阪神間のほとんどの小中学校がこのミマモルメを導入しているようです。
導入している学校一覧は公式HPで公開していますので、気になる方はご覧ください。
また、ミマモルメは校門のセンサーによる登下校見守りサービスのほか、
- GPSによるリアルタイム追跡サービス
- 交通系ICカードと連携した駅の改札通過時の通知サービス
- 街中に設置したビーコンによる現在位置通知サービス
などなど、大手企業らしくほぼすべての見守りサービスを展開しています(各サービス利用時には別途費用が掛かるので、決して安いとは言えませんが)。
参考ページ:ミマモルメ公式HP
otta(オッタ)
こちらは、地域の各場所に設置したセンサーによる子どもの位置情報通知に加え、ottaの端末を持った子どもとすれ違うと、その位置情報を保護者へ通知してくれる無料アプリを自身のスマートフォンへアプリをインストールした人(通称、「見守り人(みまもりびと)」)による地域住民による見守りシステムを展開しています(タクシーやバス会社とも連携しているようです)。
ミマモルメ同様、センサーの設置には自治体や学校の協力が不可欠ですし、「見守り人」も、協力してくれる近隣住民の数が少なければ意味がありません。
しかし、逆をいえば、「町ぐるみで子どもを守る」という意思表示ができますので、若い人の転入を促したい自治体にとってはPRできる手段となるのではないでしょうか。
サービス利用可能エリアはまだ限定されていますので、これからの展開に期待です。
利用価格も地域によって差がありますので、気になる方は一度HPを確認してみてはどうでしょうか。
また、ottaはGPS端末による現在位置のリアルタイム把握サービスも展開しています。
端末には位置情報の通知機能のほか、音声メッセージの送受信機能もあるので、小学校低学年のお子様でも感覚的にメッセージのやり取りが可能になるのではないでしょうか。
こちらは、2021年6月現在は本体価格12980円+月額利用料金が748円です(どちらも税込価格)。
参考ページ:otta公式HP
子どもが保護者から一定距離離れてしまった際に、アラームで知らせるもの
こちらは、小学校入学前の小さい子どもが主な対象となるサービスで、買い物や公園で遊んでいるときにふと目を離したすきに子どもがどこかへ行ってしまわないよう、一定距離が離れたことを教えてくれるサービスです。
内容がとてもシンプルですので、その他の見守りサービスと比べて月額利用料不要など、費用が安価になるので、導入時の抵抗が少ないのが特徴です。
現在展開されているサービスを紹介します。
Mikke(ミッケ)
本来の用途は、かばんや財布などにあらかじめタグを取り付けて置き、紛失した時にスマートフォンを操作することでアラームにて場所を教えてくれるものです。
MikkeはBluetoothで接続されたスマートフォンとタグが一定距離離れた際に知らせてくれる「置き忘れ防止機能」というものがあり、それが子どもの迷子防止に役立つ、というものです。
Mikkeはアラームによる紛失防止機能や置き忘れ防止機能のほかに、
- 最終位置情報履歴の登録機能
- スマートフォン紛失時の逆探知機能
- スマートフォンカメラのリモートシャッター機能
があります。
参考ページ:Mikke公式HP
まとめ
いかがでしたでしょうか。
子どもの見守りサービスを利用することは「子どものプライバシーの侵害にあたる」と言って、利用するのを敬遠している方もおられると思います。
ただ、今回紹介させていただいたように、見守りサービスといっても色々なタイプがあります。
一辺倒に遠ざけるのではなく、子どもの安全とプライバシーの尊重、どちらも両立できる、家族の間で納得できるやり方がないか、一度相談してみてはどうでしょうか。
この記事が、子どもの安全に悩んでいるお父さんお母さんの少しでも助けになれば幸いです。
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