みなさん日々の生活ご苦労様です。
ギョーテンです。
今回は、国の自転車活用に関する行政のお知らせをさっくり。
令和3年1月29日から、国土交通省のHPにて、次期「自転車活用推進計画」の骨子についてのアンケートが実施されています。
参考ページ: 次期「自転車活用推進計画」の骨子についてアンケートを実施します(国土交通省)
自転車活用推進計画とは?
タイトルの、自転車活用推進計画というのは、平成29年5月1日に施行された、「自転車活用推進法(平成28年法律第113号)」に基づいて、日本における自転車の活用の推進に関して基本となる計画を定めたもので、平成30年6月に策定されました。
ざっくりいえば、日常でもっと自転車を活用して、日本を盛り上げていこうぜ! という計画です。
最近よく見かける、車道の隅っこに青線で引かれたなんちゃって自転車道も、この自転車活用推進計画の一環です。
自転車に乗ることは心身の健康面に良い影響をもたらしますし、昨今のコロナ禍では、ソーシャルディスタンスの確保に一役買ったりと、今後ますます発展が見込まれる分野だと思っていますので、日本における大本の計画である、「自転車活用推進計画」には、是非頑張っていただきたいものです。
計画の主な目標は?
自転車活用推進計画では、主に以下の4つの目標を掲げて、それぞれの目標を達成する手段として、全部で18の事例が紹介されています。
①自転車交通の役割拡大による良好な都市環境の形成
自転車道の整備やシェアサイクルの普及促進など
②サイクルスポーツの振興等による活力ある健康長寿社会の実現
自転車通勤の促進など
③サイクルツーリズムの推進による観光立国の実現
国際会議や国際的なサイクリング大会の誘致など(さいたまクリテリウムなど)
④自転車事故のない安全で安心な社会の実現
安全運転講習など
今回のアンケートの目的は?
平成30年当時に定められた計画期間が2020年度までだったので、今回、その計画内容を更新するために、国民へアンケート調査を実施するというもの。
また、新たに、4つの目標を達成する手段として、「多様な自転車の開発・普及」と「損害賠償責任保険等への加入の促進」が追加とのこと。
追加の背景としては、
交通事故死者数全体のうち、自転車乗用中死者数が占める割合は増加傾向(10.3%(H4)→13.5%(R1))だからだそうです。
※個人的には、あの青線で引いた、中途半端な自転車道? が交通事故を誘発しているんじゃないかと疑っています。なので、自分は基本的に避けて走るようにしています。
アンケートの内容を確認しましたが、聞かれているのは、
- 持っている自転車の種類と利用頻度
- 新しい自転車活用推進計画骨子の中で、どれが最も重要だと思うか?
だけでした(最後に自由記入欄はありますが)。
すべての質問が複数選択可なので、正直あんまり意味のないアンケートではないかなと思います。
せめて、2つまでとか数を絞ればどの施策に関心が集まるのかある程度参考になったかもしれないのにとるを得ません。
内容的には、答えても何の参考にもならないデータしか集まらないような、とりあえずアンケートとりました感が強い、やっつけな内容でした。
ただ、行政というのは、自分から意見を言わなければ何もしてくれない組織です(特に国。地方自治体は自分たちの問題を解決しようと、一生懸命なところは本当に一生懸命です。)
アンケートの最後には自由記入欄もありますので、この機会に色々と不満をぶつけてみてはどうでしょうか。
回答〆切は、令和3年2月7日(日)と期間が非常に短いので、できるだけお早めに。
参考ページ: 次期「自転車活用推進計画」の骨子についてアンケートを実施します(国土交通省)
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