みなさん、日々の生活ご苦労様です。
ギョーテンです。
COINに引き続き、自転車関連でお金の匂いがする情報をご紹介します。
皆さんは、日本国内の自転車プロリーグであるジャパンサイクルリーグ(JCL)が、2022年1月7日から「FiNANCiE」というサービスを用いて、『JCLトークン』の発行を開始したのをご存じでしょうか。
自分は、初期募集のタイミングでその情報を見つけて、トークンを購入していました。
今回は、FiNANCiEとは、トークンとは何かと、JCLのトークンの価値が今どのくらいあるのかをご紹介したいと思います。
※本ブログ記事は、FiNANCiEで発行されるトークンの価値を保証するものではありません。トークン購入の可否についてはご自身の判断でお願いいたします。購入により損失を被ったとしても自己責任でお願いいたします。
FiNANCiEとは
2019年に株式会社フィナンシェがリリースしたサービスです。
ざっくり言えば、ブロックチェーンを活用した、次世代型クラウドファンディングである「クラウドファンディング2.0(株式投資型)」を実現するプラットフォームです。
基本的にはKickstarterやMakuakeと同じく、企業や個人が企画したサービスおよび製品を資金面で支援し、実現した暁には、支援した額に応じたリターンをもらう、というものです。
FiNANCiEが従来のクラウドファンディングと異なる点は、
- 支援時に発行されるトークンやプロジェクト企画者(オーナー)が作成したNFTコレクションを売却でき、利益が発生する可能性がある
- 支援後もオーナーとの関係性が持続する
の、2つです。
見る人が見ればほかにも特徴があるのかもしれませんが(分散型自立組織の構築とかWeb3とか)、自分が大きく違うと感じたのはその2点でした。
参考ページ:FiNANCiE公式HP
特長その1:支援時に発行されるトークンやプロジェクトが企画者が作成したNFTコレクションを売却でき、利益が発生する可能性がある
FiNANCiEでは、プロジェクトを支援した際に、オーナー側で設定した特典(サービスや製品)のほかに、支援金額に応じた「トークン」や「NFTコレクション」が発行されます。
トークンとは?
IT業界で「トークン」といえば、ビットコインなどの仮想通貨を指しますが、FiNANCiEでいうトークンは、「プロジェクトオーナーが発行する支援の証」だそうです(まあ、似たようなものと思って差し支えありません)。
JCLをFiNANCiEで支援した際には、「JCLトークン」が発行されます。
発行した(購入した)トークンは、アプリ内で売買が可能です。
また、トークンは株のように、需要に応じて価値が上下します。
プロジェクトが盛り上がり、トークン保有者が増えるほど価値が高まる可能性もあるので、継続的に応援するモチベーションに繋がる、新しい応援の形といえます。
NFTコレクションとは?
もう一つ、プロジェクトによっては「コレクション」と呼ばれるNFTカードが発行されます。
NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を用いたデータカードは、複製ができない(=絵画のように本物と贋作を分類できる)ため、データそのものに価値が発生します。
以前、コルナゴがC64のNFTアートをオークションに出して話題になりましたが、それと同じ技術です。
「コレクション」は、ユーザー同士での売買が可能です。
「コレクション」の出品価格は、出品者が自由に決定できます。
今後、プロジェクトの価値が向上した際には、ポケモンカードのようにプレミア価格での売却できる資産になるかもしれません。
特長その2:支援後もオーナーとの関係性が持続する
プロジェクトが発行したトークンを保有しているユーザー(トークンホルダー)は、FiNANCiEのアプリを通じてオーナーを交えたコミュニティを形成できます。
FiNANCiEアプリにはチャット機能が搭載されていますので、オーナーへ質問を送ったり、逆にオーナーがプロジェクトにまつわるアンケートを募集した際に回答する権利が与えられます。
株式会社と株主、アイドルとファンクラブ会員のような関係性を構築できる、と説明したほうが分かりやすいかもしれません。
FiNANCiEにはどんなプロジェクトがある?
現在公開されているプロジェクトは、JCLを含めて約150件あります。
ぱっと見、地方のサッカークラブを応援するスポーツ関係のものが多いです(それ以外だと、駆け出しのアイドルの応援プロジェクトとか)。
会社設立時の出資者に、元サッカー日本代表の本田圭佑さんや長友佑都さんの名前がありますので、サッカー業界に利用者が多いのはうなずけます。
FiNANCiE自体がまだ駆け出しのサービスですので、これからどんどん知名度が上がれば、より多様なプロジェクトが出てくると思います。
各プロジェクトの概要は誰でも閲覧できますので、興味ある方は一度覗いてみてください。
JCLのトークンを発行するには?
JCLトークンを発行するにあたっての簡単なステップを紹介します。
JCLプロジェクトに参加する
FiNANCiEアプリをダウンロードしたら、JCLプロジェクトのコミュニティに参加する(フォローする)必要があります。
参考ページ:FiNANCiEアプリダウンロードページ
FiNANCiEポイントを購入する
実際にプロジェクトを支援する(トークンを発行する)には、クレジットやコンビニ決済で、FiNANCiE内で使用するFiNANCiEポイントを購入する必要があります。
FiNANCiEポイントは、2022年4月現在、1ptあたり1円です。
そのポイントを、支援したいプロジェクトへ支払うことで、ポイントに応じたトークンが発行されます。
FiNANCiEポイントは購入するほか、アプリ内のミッションを実行することでもいくらかもらえます(微々たるものですが)。
JCLトークンの現在の価値は?~2022年4月~
JCLトークンの現在の価値は、下のURLで価格の推移がグラフで確認することができます。
参考ページ:JCLプロジェクトコミュニティページ
プロジェクト開始当初は、1トークンあたり45円まで上昇していました。
これは、このプロジェクトへの期待値の現れと思われます。
現在は1トークンあたり25円前後というところで落ち着いています。
JCLも、2022年4月16日にシーズンインしました。
リーグの今後もJCLトークンの今後も、どう動いていくのか、見守りたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
記事の冒頭で「お金の匂いがする話」と書きましたが、自分的にFiNANCiEは、ロードレース界の新たな資金源になる可能性を感じています。
国内に限らず、世界のロードレースチームの運営費は、スポンサー企業からの資金援助に依存していました。
企業が撤退すれば、新しいスポンサーを探さなければならず、見つからなければチームは解散する、というのが毎年の恒例行事になりつつあります。
そこに、FiNANCiEのように、個人からの支援を受けられる制度が導入されれば、より安定したチーム運営が行えると思うのです。
安定した財政基盤ができれば、ひいては選手間の競技力向上につながり、ロードレースがより盛り上がり、より充実した財源を得られるという好循環が生まれます。
JBCFとJCLの隔絶も、お互いのトップチームが連携したりと、統合(住み分け)に向けて動き出してきました。
ロードレース界の今後の動向に期待したいと思います。
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