子どもが産まれたので、育休をとりました~パパ育休体験記~

COLUMN
Image by Rajesh Balouria from Pixabay
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みなさん日々の生活ご苦労様です。

ギョーテンです。

Twitterでは報告していたのですが、先日、我が家に新しい家族がきてくれました。

生まれた日や性別など詳細は伏せさせていただきますが、母子ともに無事に退院して、今では家族4人、楽しく生活しています。

さて、二人目の妊娠が分かった時、夫婦で約束していたことがありました。

それは、赤ちゃんが産まれたら自分が育休をとって家族のサポートをする、ということです。

現在は育休も終了し、会社に復帰しています。

奥さんや周りの助けもあって、なんとか大きな問題もなく育休を完了することができましたので、今回は、育休を取って自分が感じたことを簡単に紹介しようと思います。

【この記事の内容】

  • 育休は事前の準備が大事。
  • ゴム手袋は必須。あかぎれを舐めてはいけない。
  • 育児は、育休が終わってからが本番。育休でどれだけ育児や家事スキルを身に着けられるか。

なぜ、育休をとることになったのか?

一人目の子どもが産まれた時、奥さんは自分の実家で2ヶ月弱生活してから戻ってくるという、いわゆる里帰り出産をしました。

二人目も、同じく里帰り出産をするのかなあと勝手に思っていたのですが、奥さんから、今回は実家に戻りたくない、という申し出がありました。

奥さんから聞いた、里帰りしたくない理由ですが、

  1. 上の子を残して実家に戻るのが心配
  2. 奥さんの両親は二人とも現役バリバリで働いており、一人目を出産した時、最初の2週間は義母が休暇をとって一緒にいてくれていたのですが、その後は実家にいても奥さんと赤ちゃんが二人きりでいることがほとんどで、あまり意味がなかった。
  3. 出産後の不安定な精神状態では、両親のちょっとした言動が気になり、逆にストレスが増えた

ということらしいです(大分大雑把に書きましたが)。

自分としても、奥さんに里帰り出産を強要する理由は全くないですし、会社もこのご時勢で、男性の育休取得を推奨するという通達を出していましたので、今回は自分が育休をとることを2つ返事で了承しました。

育休を取った期間は?

取得期間は、子どもが産まれてすぐから約2か月間です。

2か月という期間は、出産直後、奥さんの体の負担がある程度回復するまでのサポート期間、ということを念頭に、夫婦で相談して決めました。

職場で何か言われたか

育休をとることは、妊娠が分かった時点ですぐ、会社の上司にも報告していました(大体出産の半年前でした)。

上司も、内心はわかりませんが、快く送り出してくれました。

ウチの職場は社員の年齢層も若くて、男女とも、産休・育休経験者が数人いることが良い方向に働いたのだと思います。

世間のニュースで見るような、職場からの冷たい目に晒されずにすんでホッとしました。

おかげで、出産予定日に向けて仕事の割り振りや、後任への業務引継ぎも特に問題なく行えました。

育休してよかったか?

最初、育休は、生まれた赤ちゃんと関わる時間をとることが目的と思っていたのですが、いざ育休が始まると、上の子どもと一緒に過ごす時間の方が圧倒的に多かったです。

それが残念だったという訳ではなく、自分の中で勝手に思い描いていた育休のイメージとは違った、というだけです。

おかげで、上の子どもとより仲良くなることができましたので、それが育休をとって一番よかったことだと思っています

それに、育休を経験して自分が家事育児の流れをおおよそ理解できましたので、奥さんが休日に一人で出かけることの、精神面のハードルがさがったと言ってくれました。

そして、「私も一人の時間貰っているし、あなたも一人で好きに出かけてきていいよ」という言葉をもらえるようになりました。

なんというか、自分が育休をとったことで、家族関係が良い方向にまわりだしているなと感じています。

育休中は正直、ストレスを感じることも多かったです。

それでも、家族が良い方向に進めたなら、育休をとってよかったなと考えています。

買っておくべき育休グッズ(パパの場合)

育休を経験した身として、これから育休を取得しようとする方へ、これだけは買っておけ、というアイテムがあります。

それは、ゴム手袋です。

普段から水仕事を引き受けている方には釈迦に説法ですが、皿洗いや洗濯ものを毎日素手で作業していると、あかぎれで大変なことになります。

自分は、育休最初の頃は何も考えずに素手のまま水仕事をしていたのですが、ある日、手がかゆいな~と思っていたら、

一気に両指10本全部があかぎれになりました。

そこからは、絆創膏を貼付けまくって、まるで、好きな男の子のために頑張って料理の練習をするけど、不器用なせいでけがをしまくった少女漫画のヒロインのような手になってしまいました。

漫画の中では健気さをアピールする表現の一つとして目にしますが、実際になると、指を動かすたびに痛みが走るので、日常生活に支障が出るほどつらい症状でした。

あかぎれになってからは必ずゴム手袋をはめて水仕事をするようにしていたので、それ以上症状が悪化することはありませんでしたが、完治したのは育休が終わる直前でしたので、およそ2か月間、あかぎれの痛みに悩まされたことになります。

皆さんはそんな苦労をしないためにも、ゴム手袋は必ず準備して水仕事に臨みましょう。

育休体験記

自分が育休の中で感じたことを簡単に紹介します。

朝、上の子どもを幼稚園へ連れて行くことが一日で最大の仕事

毎朝上の子どもを起こして、
朝ごはんの準備をして、
着替えさせて、
歯磨きして、
トイレにも行かせて、
靴を履かせて、
バス停留場まで連れて行って、

その全部を、時にはぐずったりする子どもをなだめすかしながら、幼稚園の送迎バスが来る時間までに完了しなければならない、というのが、育休期間で最も困難なミッションでした。

一度も遅刻せずに送り届けることが出来た自分をほめてやりたいと思います。

家事の細かいルールを覚えるまでが大変

洗った後の皿の並べ方とか、洗濯ものを干すときは乾きにくいものを端によせて、風通しを良くするとか、手拭きタオルをかける時には二つ折りにしないで縮めてかけるとか、我が家の(というか、奥さんの)独自のルールがあったらしく、家事のこまごまとしたルールをしっかり理解できた時には、育休期間を2/3は過ぎていました。

ルールが覚えきれていない時期は、よく奥さんからダメ出しをもらっていました(その繰り返しで覚えられるようになりましたが)。

なんでここまでしないといけないのか、という思いと、奥さんは普段から色々気を付けて家事をしてくれていたんだなあという感謝の思いの半々を抱きながら家事をこなす日々でした。

上の子どもの愛が重すぎる

上の子どもは、奥さんが妊娠している時から赤ちゃんが生まれてくるのを楽しみにしていて、生まれてきてからも赤ちゃんへの愛情がとどまることを知りません。

もう、とにかくかわいがりたくて仕方ないのか、事あるごとに赤ちゃんをこねくり回そうとします

可愛がってくれるのは本当にうれしいのですが、まだ加減が分からないので、必要以上に近づかないよう、目を光らせています。

時には厳しい言い方になってしまうこともあって、上の子どもへの接し方について、悩む日々でした。

毎日の献立を考えるのが意外と楽しかった

育休中は、食事の用意も自分が担当していたのですが、これが意外と苦ではありませんでした

よく、「毎日の献立を考えるのが大変」という話を聞きますが、自分は計画的に物事を進めるのが好きな性分なので、『冷蔵庫にあるものを以下に効率よく消化できるのか』という課題に取り組むイメージで料理に取り組んだ結果、それなりに楽しくこなすことが出来ました。

自分の食べたいものをメニューに採用できるし、うまくいけば家計の節約にもなるしで、家事の中ではモチベーション高く取り組めました。

ただ、自分だけではなく、子どもが食べられる味付けの料理はどれか、なんてことも気をつけなければならないし、最初の頃は子どもが苦手なものを把握しきれていなかった(うどんは食べられるがそうめんは無理、とか)ので、家族には少し迷惑をかけてしまいました。

そこは反省しないといけません。

育休中に病気にかかると大変

実は、奥さんと赤ちゃんが退院直後、自分が結膜炎にかかってしまいました。

結膜炎は他人に感染する病気ということで、治るまでは赤ちゃんと奥さんとは家の中でも常に距離をとって、お風呂も自分が最後に入って、トイレなどの共有部分は使うたびに除菌する、というこ感染対策を徹底しました。

おかげで、家族に感染を広めることなく完治することができました。

新型コロナで身に着けた感染防止の知識がこんなところで役に立つとは夢にも思いませんでしたが、とにかく、大ごとにならずに済んでホッとしています。

これから育休を取る人へのアドバイス

育休をとった身として、事前に知っておけたらなと思ったことを簡単に箇条書きにして紹介します。

  • 慣れない環境に放り込まれるのだから、最初の頃は体調を崩したりするのは当たり前。自分は上で書いた結膜炎に加えて、円形脱毛症になりました。
  • 家事の練習には十分な期間をとったほうが良い。ぶっつけ本番で失敗すると、奥さんに注意される頻度も増えるので、夫婦がギスギスする原因になる。
  • 水仕事をなめるな(ゴム手袋必須)
  • 育休手当は申請してもすぐに支給されません。
  • 申請してから最短でも2か月かかるらしく、場合によってはもっとかかることもあるので、無収入の期間が発生するかも。資金計画は事前に夫婦でしっかり話し合うこと。
  • 育休が終わりが家事育児の終わりではない。むしろ始まり。
  • 育休で培ったスキルを、今後どう発揮していくかで家族の将来が決まると思います。育休は研修期間という認識で臨んだほうが良い。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

巷で言うような、育休をとることへのハードルは我が家ではあまり感じることはありませんでした。

むしろ、よく言われるメリットの「家族と過ごす時間がもらえる」というのがとても大事になるなと実感しました。

社会人になってから、こんな長期間家で過ごすことなんてなかったので、それだけでもよい経験でした。

この記事が、育休をとろうか悩んでいるお父さんお母さんの参考になれば幸いです。

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