皆さん日々の生活ご苦労様です。
ギョーテンです。
先日、人生初のカーボンホイールを購入したという報告を記事にしました。
久々の実走でそのNEWホイールの実力を試してきましたので、ファーストインプレッションを記事にしたいと思います。
ライドログ
試したコースは、自分がホームコースにしている猪名川河川敷~五月山~野間の大けやきを巡る全長約70km、獲得標高約1200mのコースです。
本当は、100kmくらい走りたかったのですが、うっかり寝坊してしまい時間がなかったので、泣く泣くいつもの70kmコースを走ってきました。
距離は短いですが、平地あり・登りあり・下りありと、NEWホイールの性能を試すには中々バランスの取れた良いコースではないでしょうか。
NEWホイール(imeziリム×ONYXハブ)をインプレッション!!
それでは、各種性能のインプレッションを紹介します。
インプレ比較対象
自分はこれまで、SHIMANOのWH-RS610ーTLホイールを使用してきました。
ミーハーなもんで、意味もなくチューブレスタイヤに挑戦‼️
— ギョーテン@ブログ運営中 (@kobanzame3930) May 17, 2018
はめにくいと評判らしいけど、専用のタイヤレバーがあればそこまでじゃなかった。
乗り心地やいかに。#IRC#チューブレスタイヤ pic.twitter.com/leb4Bl9Vrb
元々は愛車のKhodaaBloom FARNA-SL の完成車に付属していたもので、特に不満のないバランスの良いホイールです。
今回のインプレは、今まで乗り込んできたWH-RS610ーTLと比べて感じたこと、になります。
参考ページ:京都店:高い性能を実感できるチューブレス対応ホイール〜SHIMANO WH-RS610-TL〜入荷しました!(STRADABICYCLES)
漕ぎだし
ひと踏み目で到達する速度域が全然違いました。
これまで、自転車に乗る→サドルにドカッと座って2~3踏みくらいして到達していた速度に、ひと踏み目から達してしまう感じです。
自分が思った以上に自転車が進んでしまうので、慣れないうちは大分周囲に気をつけて発進していました。
余談ですが、ONYXハブのホイールは手で正転(負荷がかかる方向へ回転)させようと力を入れた瞬間、遊びが一切なくホイールに力が伝達されます。
文字に起こすとわかりづらいのですが、普通のラチェット方式のハブは、正転させようと力を入れると、グッ、カツン! といった具合に、一瞬遅れてホイールに力が伝わります。
が、ONYXハブはその遅れが一切ありません(多分、触ったことがある人は自分の言いたいことを理解してくれると思うのですが)。
漕ぎだしから速度域が高いのは、まぎれもなくスプラグクラッチ方式が影響していると思われます。
平地の巡航速度
速度が以前に比べてあがった、というより、これまでその速度を維持するのに必要だった労力(出力? 負荷?)が減ったな、という感覚です。
自分の感覚的には、同じ負荷でもギア2枚くらい軽く回せています。
その分トップスピードが上がったか、というとそうではなく、巡航速度を上げようとすると、やっぱりそれ相応の出力を要求されます。
さすがにホイールを交換しただけで、
「巡航速度40km/hに楽々到達!」
なんて、劇的な効果はありませんでしたので、そこを目指すには自分の肉体を鍛えるほかないようです(当たり前ですが)。
ちなみに、自分の実力では巡航速度は大体30km/h前後が限界です(もっと速くなりたい……)。
エアロ性能
ハッキリとした効果は正直わかりませんが、ディープホイールの空気に対する整流効果でしょうか。
ライド中、ちょっとした向かい風の中を走るタイミングがあったのですが、上半身には風が当たって、
「ゴォォォ!」
という音が聞こえてくるのですが、ペダルをこいでいる足側は、
「そよ……」
という感じで、風が優しくなでる間隔があるだけで、漕ぎにくさみたいなものは一切感じませんでした(それが、どれだけ走りに影響しているのかはよくわかりません)。
登り
漕ぎだしの項目でも書きましたが、とにかく踏み込んだ時の反応が無茶苦茶速いので、登りの際にゼーハー体を揺らしながら、息も絶え絶えに踏み込んだ時でも、しっかり推進力に変換してくれるので、上り坂でよくある、踏み込んでいるのに自転車が進んでくれない、という現象はなくなりました。
なので、結果的に登りにかける時間が少なくなって、今まで要求された労力が軽減されました。
まあ、自分の体重がそもそも重いので、
「10%勾配を超える急坂も軽々登れました!」
とは、口が裂けても言えませんが。
それでも、ホームコースにある五月山の登りのタイムを2分近く縮めることができましたので、登りでも十分効果はあると思います。
下り
速すぎて死ぬかと思いました(当社比)。
まあ、実際の速度はそこまで出ていない(大体50km/h後半)のですが、
下りに入ってから、加速してトップスピードに乗るまでのタイムラグが、WH-RS610-TLに比べて無茶苦茶短いです。
おそらく、ホイールの転がり抵抗の差が如実に現れているのだと思います。
長い距離の直線の下りなら全然問題ないのですが、短距離かつ急こう配で、カーブの多い道だと、ちょっとした下りでもすぐに速度が出てしまうので、ブレーキやハンドリングのタイミングが追い付かなくて死ぬかと思いました。
なので、ライド後半の下りはほぼフルブレーキ状態で、何とか落車せずに下ることができました。
ホイールの「くせ」に慣れてくれば、もう少し余裕をもって下りを楽しむことができると思いますが、しばらくは安全走行をいつも以上に心がけていきます。
※たとえ慣れたとしても、いついかなる時も「自分や周囲への安全配慮が可能な速度域で楽しむ」ことは忘れてはいけません。プロのレース以外で、ノーブレーキで山を下るなんて行為は言語道断です。
ブレーキの利き具合
カーボンホイールは、アルミホイールに加えてブレーキの利きが悪い、というイメージを持っていたのですが、全然そんなことはなくて、WH-RS610-TLを使用していた時と全く同じ感覚でブレーキングができました。
雨天など悪条件の場合は、制動力に差が出るのでしょうが、晴れている日に乗るくらいであれば、まったく問題ないレベルです。
ちなみに、自分の愛車が装備しているブレーキは、SHIMANOの105グレード(品番は5800)です。
ブレーキシューには、リムのメーカーと同じくimeziのカーボンリム用ブレーキパッドを使用しています。
ペダリング
ここもスプラグクラッチ方式の効果なのか、ペダリングの下死点や上死点でペダルにかかっている負荷が抜けることもなく、常に負荷がかかった状態でペダルを回しているという不思議な感覚がありました。
なんというか、360度ずっとぬるぬると足が動いているような感覚です。
この感覚、何かに似ているなーと考えながら走っていたのですが、ライドの後半、何の感覚に近いか自分の中で判明しました。
固定ローラーを漕いでいるときの感覚によく似ているのです。
自分は、ダイレクトマウント方式の固定ローラーで室内トレーニングをしているのですが、ONYXハブのホイールは、固定ローラーのようにずっとペダルに負荷がかけられている状態でペダリングしている感覚と非常によく似ていました。
番外編:フロント25C、リヤ28Cの効果
ホイールではありませんが、自分は今回、NEWホイールの購入に合わせて、タイヤの幅を、フロントは25C、リヤを28Cに交換しました。
そんなカスタムを始めた理由は、過去の記事を参照願います。
今回のライドでその効果を感じたかというと、平地を直進しているときには特に何も感じませんでした。
ただ、コーナーリングでははっきりと違いが分かりました。
前後で同じタイヤを装着していた時より、コーナーが曲がりづらくなりました。
もう少し細かくいうと、今までと同じような感覚で曲がろうとすると、曲がるときに若干の抵抗を感じるようになりました。
色々試行錯誤すると、これまでよりコーナリング時の車体の傾斜角度をより小さくすると、いままで以上に頭で描いたラインどおりに曲がってくれることが分かりました(原理はよくわかっていませんが)。
本来は空力向上を目的に始めたですが、コーナリングにも良い効果をもたらすことが分かりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
所詮、ド素人がたった70km走った程度での感想なので、見当違いなところも多々あるかと思いますが、imeziのリムやONYXのハブの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
これからも、距離を重ねていく際に、新しく気づいたことはその都度記事を更新していこうと思います。
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