みなさん日々の生活ご苦労様です。
ギョーテンです。
夏が終わり、短い秋が終わり、冬が来ようとしています。
先日、久々に通勤中に雨に降られて、常備しているレインウェアを引っ張り出してきたのですが、心なしか雨のはじき具合が落ちてきているなと感じました。
そこで、今回はレインウェアのメンテナンス方法を紹介したいと思います。
レインウェアとは? カッパとの違いは?
一般的に、登山などで使用されているレインウェアと、コンビニで気軽に手に入る、いわゆるカッパにはその機能で違いがあります。
それは、透湿性です。
レインウェアには、カッパのようにビニール素材で単純に雨水をはじくだけでなく、「ウェア内に水の浸入を防ぎながら、内部の汗(水蒸気)を外部へ排出する機能」を持った素材(防水透湿素材)を使用しています。
これだけ読んですぐに理解できる人は少ないと思いますが、細かい原理は各メーカーのブログでめちゃくちゃ細かく解説されていますので、このブログでは割愛させていただきます。
まあつまり、雨水を防ぎながら、服の中がべたつく不快感を軽減してくれるという至れり尽くせりな機能を持つウェアのことを、市場ではレインウェアと呼んでいます。当然、お値段もかなりします。
また、形によっても呼び方に違いがあって、ワンピースタイプで上からすっぽりかぶるタイプをレインポンチョやレインコートと呼んで、上下で分かれているものを主にレインウェアと呼ぶようです。
参考:雨の日も快適に【レインウエアガイド】(mont-bell公式HP)
ロードバイクに乗るならどんなレインウェア?
上下が分かれているレインウェアであれば、どんなものでもとりあえず大丈夫ですが、ロードバイクはママチャリなどに比べて前傾姿勢が深く、脚の動きも大きいですので、やはり自転車用に設計されたレインウェアを準備するのがおすすめです。
各自転車用ウェアブランドがレインウェアも出していますが、本当にロードバイクに乗ることに特化した機能とデザインをしていることが多いです(ばたつきを抑えるために体にぴったり密着するようなデザインが多い)ので、通勤や買い物など普段使いも考える場合は、超大手アウトドアアパレルメーカーが無難なデザインのまま、自転車用に設計したレインウェアなんてものも出していますので、そちらもおすすめです。
参考:サイクル レインジャケット(mont-bell公式オンラインショップ)
愛用のレインウェアを紹介ーrericのヴィルンガレインジャケット/パンツー
ちなみに、自分が愛用しているのは、rericのヴィルンガレインジャケット/パンツです。
耐水圧20,000mmと透湿性を兼ね備えたレインウェア【ヴィルンガ】。誰しもが求めるスペックがあるウェアを、rericでご用意しております。立体パターンを採用し、バイク、ラン、アウトドアやタウンユースと多用途に対応する凡庸性の高いデザインのレインジャケットです。30デニールクラスの高強度ナイロン糸を高密度で織り、耐久性にも優れるパーテックス・マイクロライト素材を採用しています。不意の天候の変化に対応するパッカブル仕様となっています。自転車のボトルゲージに入るサイズまでコンパクトに。
reric公式HPより(https://reric.jp/blog/rainwear-vinuga/)
参考:ヴィルンガ レイン ジャケット(reric公式オンラインショップ)
なぜ、レインウェアにお手入れが必要なのか
レインウェアは使用し続けていると、汚れや傷で性能は劣化していきます。
劣化を防ぎ、長く利用するためにも普段のメンテナンスは欠かせません。
必要なお手入れ項目は主に3つです。
①洗濯
レインウェアに空気中のほこりや雨水に含まれる汚れが付着したまま放置すると、せっかくの透湿性が汚れに妨げられて服の中のべたつきが発生しやすくなってしまいます。
そうならないために、使用した後は洗濯して汚れを落としましょう。
洗濯方法は各レインウェアで指定があると思いますので、必ず服のタグを確認してください。
ちなみに、洗剤は、一般的に生地を傷めない中性洗剤が推奨されていることが多いです。
自分はウタマロリキッドを使用しています。
泥汚れもきれいに落ちますし、子どもが食べ物をこぼした時の染みにも抜群に効きますので、家庭に1本あれば安心です。
②防水スプレー
撥水性=水をはじく機能が低下していくと、レインウェア表面に汚れが付着しやすくなります。
その汚れが上記①で解説したように、生地が本来持つ防水透湿性能の妨げになり、せっかくの機能が発揮できなくなります。
撥水性のメンテナンスには、洗濯でしっかりと汚れを落とした後に防水スプレーをレインウェア全体に吹き付ける方法が一般的です。
防水スプレー自体は100均ショップから大手アウトドアアパレルメーカーまでいろいろな種類が出ています。
どれが一番良いか、などの比較は大手ブログさんにお任せしますが、ご自身の予算にあったものを使用して問題ないと思います。
③傷の補修
当然の話ですが、レインウェアに穴が開いてしまうと、まったく意味がありませんので、その補修作業が必要になります。
正直、プロの登山家などの人たち以外はそこまでする人は少ない思いますが、お気に入りのレインウェアをどうしても直して使いたい! という方は、穴をふさぐための補修用商品もありますので、試してみたください。
ちなみに、自分が愛用しているレインウェアを出しているrericは購入後の修理・リペアサービスを実施しています(購入後90日間は無償。以後は有償で受付)。
メーカーによってはアフターサービスが充実している場合もありますので、一度問い合わせしてみるのも良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
レインウェアは、高機能なものはお値段もそれなりにするので、コンビニで買ったカッパと同じように気軽に使い捨てられるものではありません。
かといって、使ったままメンテナンスをしなければ、せっかくの高機能が十分に発揮されませんので、台風シーズンも落ち着いてきた今のタイミングで、日常使いのウェアのお手入れに手を出してみてはどうでしょうか。
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