みなさん日々の生活ご苦労様です。
ギョーテンです。
秋らしい気温になって、サイクリングに適したシーズンになりました。
2021年9月30日をもって、全国的に緊急事態宣言やまん延防止が解除されましたし、ロングライドを計画されている方も多いのではないでしょうか?
そんな方々へ向けて、春秋用フルフィンガーグローブのご紹介です。
自分は、夏でもフルフィンガーグローブを使用しています。
ロードバイクに乗る時、指ぬきグローブ(ハーフフィンガーグローブ?)を使用する方が圧倒的に多いと思います。
ただ、ケガの防止など安全面を考えれば、フルフィンガーグローブを着けたほうが良いと個人的に思っていますので、その利点や個人的にお勧めしたいグローブを紹介させていただきます。
この記事の内容を簡単にまとめると、以下のとおりです。
- サイクリング時のケガ防止など、安全面を考えるなら指ぬきグローブよりフルフィンガーグローブの方が良い
- レース時は変速操作や補給食の取り出しがしやすいので、指ぬきグローブが好まれる(最近はグローブをしない選手も多い)。
- 多くのサイクリストが指ぬきグローブを使用しているのは、レースでプロが使用しているのを真似ているからだと思われる。
なぜロードバイクは指ぬきグローブを使うのか?
ロードバイクのユーザー間では、冬場以外は指ぬきグローブを使用するのが一般的、という認識が広まっています。
そもそも、なぜ指ぬきグローブが主流となったのか、自分なりに考えてみましたので解説します。
グローブの役割
ロードバイクでグローブを使用する理由(目的)は、主に以下の5つがあります。
グローブを使う目的
- 走行時の振動による手の痛み軽減
- 汗や雨などで手が滑るのを防ぐため
- 寒さ対策
- 日焼け対策
- 落車時などのケガ軽減対策
改めて、グローブを着ける目的を考えると、フルフィンガーグローブを使用する方が目的に沿うと思うのですが、なぜかみんな指ぬきグローブを使いたがります。
なぜでしょうか?
フルフィンガーグローブのデメリットから考えてみれば、自ずと答えが出てきます。
フルフィンガーグローブのデメリット
- 指ぬきに比べて、着脱が面倒
- 背面ポケットから補給食が取り出しにくい
- シフト操作がしにくい(指が引っ掛かる)
- 無線の操作がしにくい
つまり、ほぼロードレース中の展開で後れを取らないためのもので、レースではない、単なるサイクリング中はフルフィンガーグローブのデメリットはほとんどない、と、自分は思います。
なので、レースに全く出ない自分は1年中フルフィンガーグローブを使用しています(いざ、ツール・ド・おきなわに出るときは指ぬきグローブを用意しようかなと思っていますが)。
UCIルールはグローブをどう規定しているのか?
UCIルールでは、レースに出る選手の装備について、以下のとおり記載されています。
(装備)
JCF(日本自転車競技連盟)競技規則集より
競技者の基本的装備については、UCI規則に準じ、以下のとおりとする。
1. 競技者は、袖付きのジャージと短いパンツを着用する。ひざ上までのものが短いパンツと解される。ワンピース形式も認められるが、袖なしは禁止する。マウンテンバイクのダウンヒル、フォー・クロスおよびエンデューロ、BMX、トライアル、室内自転車競技については、競技部門毎の競技規則で規定する。
グローブについては、着用義務がそもそもないようです。
それでもほとんどの選手が指ぬきグローブを選択しているのは、上で書いたように、ケガの防止と、汗や雨で手が滑るのを防ぐため、シフト変速やブレーキングの操作を正確に行うため、そして、バックポケットからの補給食の取りやすさからかなーと予想します。
レース中、雪が降る中を素手で走っている選手もいるくらいですし、みんな自分の好きなように選択しているのでしょう(スポンサーの関係で着用義務があるチームもありそうですが)。
なので、やはり一般のサイクリストは、安全を考えるのであれば夏でもフルフィンガーグローブを使用するのがおすすめです。
ここまで書いたフルフィンガーグローブのメリットデメリットを表にまとめてみましたので、参考にしてください。
おすすめフルフィンガーグローブ5選!
自分がフルフィンガーグローブをおすすめしたい理由を説明したところで、個人的にお勧めしたいグローブをいくつか紹介させていただきます。
HIRZL ~GRIPPP TOUR FF2.0~
独自の技術で加工されたカンガルー革は、通常のレザーグローブと比べて、晴天時は約3倍、雨天時は約5倍ものグリップ性能を有しているとか。
サイクリング中に突然雨に降られても、滑りを気にせず操作ができます。
蒸れにくく、耐久性も高いロード・オフロード問わず、ライダーの手を完璧にサポート。
また、耐水性がありながら優れた透湿性によって、汗で手が蒸れたりすることがなく、ロングライド時の不快感を軽減してくれます。
価格は税込み¥9,900-
パッドなしタイプもあります(こちらは税込み\7,480-)。
参考ページ:HIRZL公式HP
GIRO ~ XNETIC TRAILグローブ ~
GIROのニットシューズで採用されたXneticニットテクノロジーを活用したモデル。
縫い目のないシームレスな製法とニット素材を採用することで、抜群のフィット感と通気性を実現。
親指・人差し指先にはTouchscreen Technology™ 採用により、グローブをしたままでもスマホの操作が可能。
価格は税込み¥6,380-
参考ページ:GIROの新提案、XNETIC ニットグローブが登場!(GIRO公式HP)
OGK ~PRG-7~
優れた操作性と快適な握り心地を実現するシームレス製法を採用した、薄手のプロフィットグローブ。
手のひら部分の縫製を無くしたことで、前モデル「PRG-5」より、更にダイレクト感&フィット感が向上。
甲側には、弾性と復元性に優れ柔らかく肌触りが良いストレッチ素材の生地を採用し、汗などを素早く拭き取れる大型の”スウェットパッドエリア”を配置。
親指と人差し指は、グローブを付けたままスマートフォンの操作が可能。
手首部は、耐摩耗性に優れた生地で転倒時の怪我から手を守るプロテクト素材を配し、空力性能を高める為に手首にぴったりとフィットした “スリップオンリスト”を採用。
価格は税込み¥5,390-
参考ページ:OGK Kabuto公式HP
reric ~ アルカイド フルフィンガーグローブ~
手の甲の素材は、薄手で肌にフィットし高いUVカット(UPF50+)と通気・速乾性がある多機能素材を使用。
ベルクロを無くすことで空気抵抗を軽減。カフは長めにし、伸縮性のある素材にすることで手首まで高いフィット感。
親指、人差し指と中指はタッチパネルに対応。
「Ergo Grip」を採しており、指を通すだけでハンドルを最もストレスなく握ることができる形に導きます。
人間工学に基づき、最も力を抜いた自然な状態の指に合わせ、湾曲した形状に設計する 「Ergo Grip」採用モデル 。
グリップする際の握力の消耗を軽減して、長時間着用したままでも疲れにくい手袋を実現。
フィット性に優れ、握りやすさを追求したことで、パフォーマンス向上につながるモデル。
価格は税込み¥5,390-
参考ページ:reric公式HP
G-FORM ~ ソラタトレイルグローブ ~
G-Form(ジーフォーム)は、アメリカのプロテクター専門ブランドです。
通常時は柔らかく、衝撃を吸収すると硬くなる分子構造のポロン素材を特許技術で加工した、世界唯一の防水ポロンプロテクター(PRT)を採用しています。
工事現場で使用するような手袋の耐久性を試験するCE認証のEN388:2016を取得済みのため、非常に優れた耐久性を有しています。
タッチスクリーン対応。
価格は税込み¥4,950-
参考ページ:G-FORM公式HP
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分もロードレースを見てロードバイクにハマったクチなので、プロの真似をしたい気持ちはものすごくわかります。
それでもやっぱり、カッコよさよりも、ケガなく家に帰ることがなにより大切です。
安全のためにも、サイクリストの皆様にはフルフィンガーグローブをおすすめさせていただきます。
コメント